中国の電子商取引大手のアリババグループは10日、日本版ウェブサイトをリニューアルし、すでにオンラインで公開していることを発表した(日本版サイト:http://www.alibaba.co.jp/)。同社のB2B業務の衛哲総裁(兼同社副総裁)は、「アリババグループ傘下の支付宝、淘宝網、阿里媽媽(アリママ)などの協力を得て、効果を上げる」と、強調している。
また同氏は、「香港や台湾、日本市場を積極的に開拓してゆく。このうち香港と台湾は売り手を主とし、日本市場では買い手と売り手の双方を主とする」 と述べ、日本では支社形式で市場進出を望んでいるという。さらに軟銀中国創業投資有限公司などパートナー企業と連携することで、アリババは持ち株を少ない 割合に押さえる見込みだ。
同社はこれまでの15ヶ月で、香港などに販売及び顧客サービスセンター15カ所を開設した。これは過去7年間に設置したサービスセンターの数に匹敵 するという。また衛哲B2B業務総裁は、「今後、登録ユーザー数の拡大が最重要目標となる。次に料金の支払い率とVAS(付加価値サービス)の増加を目指 す」と強調している。
しかし業界関係者は、「料金を払う会員数の少なさが悩みの種の1つだ」との認識を示している。今年6月までにアリババの登録会員数は2500万名。このうち、料金を支払ったのはわずか1%程度の26万人だという。
●●コメント●●
0 件のコメント:
コメントを投稿