2007-12-30

米入国の外国人、両手すべて指紋採取 入国審査厳格化

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米政府は29日からテロ対策を目的にした外国人の入国審査をさらに厳格にし、両手すべての指からの指紋採取を始める。国土安全保障省によると、首都ワシントン近郊のダレス国際空港から段階的に全米の主な空港に広げていくという。
 入国審査時の外国人からの指紋採取は「US―VISIT」プログラムと呼ばれ、01年の同時多発テロを受けて04年に始まった。現在は両手の人さし指に限られているが、個人を特定する精度の向上を目的に10本の指からの採取に踏み切った。
 29日からダレス国際空港で先行的に実施し、08年初めにボストン、シカゴ、デトロイト、アトランタ、ヒューストン、マイアミ、ニューヨーク(JFK)、オーランド、サンフランシスコの9空港でも始める。すでに査証発給の際には、指10本からの指紋を採取している。
 日本で20日から始まった新審査制度は、両手人さし指の指紋を採取している。


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