経営破たんした英会話学校NOVAから主要事業を譲り受けたジー・エデュケーション(名古屋市)は24日、来年1月以降に再雇用する予定だった NOVAの元外国人講師ら約600人について、雇用する方針を取り消すと発表した。ジー社は当初、再雇用を希望するNOVAの元外国人講師らを全員採用す ると表明していた。ジー社によると、旧NOVAから引き継ぐ教室が目標の200校に対して、最終的に126校にとどまるため。旧NOVAによる長期の家賃滞納などで家主から教室の賃貸契約を拒否されたり、ジー社の採算に合わずに交渉が難航したりするケースが多かったという。
自宅でテレビ電話を使って授業を受ける「お茶の間留学」はコスト削減のため、拠点を従来の大阪市内から北米、オーストラリア、アイルランド、中国などに移転する。このため日本で必要な外国人講師の人数が減ったことも理由としている。
ジー社はこれまでに旧NOVAのスタッフを日本人従業員を含めて1447人再雇用した。来年1月以降に再雇用を希望していた外国人講師は約800 人。12月25日から面談を実施し、このうち200人程度は雇用する考え。それ以外の講師については、同業他社などに採用を打診する。
●●コメント●●
0 件のコメント:
コメントを投稿