ベトナムで２週連続「反中国デモ」

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　ベトナムの首都ハノイ中心部で１６日、学生ら約５００人による反中国デモが行われた。学生らは中国などが領有権を主 張する南シナ海の南沙、西沙諸島について「ベトナムのものだ」などと叫び、中国大使館付近を起点に、数キロ行進した。反中国デモは１週間前の９日にもあ り、２週連続の日曜のデモとなった。

　学生らは９日同様、中国大使館前での実施を予定していたが、ベトナム公安当局が大使館周辺を封鎖したためデモ行進に切り替えた。南部ホーチミンでも１６日、約１０００人が集まり、反中国デモを行った。

　ベトナムでは、集会など政治活動が厳しく規制されており、デモ行進が行われるのは珍しい。中国政府は９日のデモの後、ベトナム政府にデモの規制を求めていた。

　南沙諸島では７月、ベトナム漁船が中国艦船の銃撃を受け、乗組員５人が負傷する事件があった。（共同）

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