【北京18日共同】中国民政省直属の「中国老齢工作委員会」は18日までに、中国の高齢者(60歳以上)人口の増加が急速に進んで2020年までに約2億4800万人に達し、経済や社会の発展に深刻な影響を与えるとした報告書を発表した。
報告書は特に30年以降が「最も深刻」と指摘。若い労働力が高度経済成長を支えてきた中国の人口構造が転換期に突入、高齢者の扶養のために経済、社会は「未曾有の圧力に直面する」と警告した。
報告書によると、高齢者人口は総人口増加率の5倍に当たる年3・2%の伸び率を示し、06年時点で総人口の約11・3%に相当する1億4900万人。世界の高齢者人口の21・4%を占め、欧州全体の高齢者の数に匹敵する。
英字紙、チャイナ・デーリーが引用した同工作委の別の報告書によると、高齢者は50年時点で4億3700万人に達し、2人の現役労働者が高齢者1人を養う計算になる。
●●コメント●●
0 件のコメント:
コメントを投稿