2008-08-12

中国人研修生に不正残業 トヨタ系工場で05年と06年

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トヨタ自動車系の部品メーカー津田工業(愛知県刈谷市)が、同社の刈谷工場と豊川工場(同県豊川市)で2005年と06年に受け入れた中国人研修生 79人に、法務省の指針で認められていない残業を不正にさせていたことが分かった。同社は「大いに反省している。コンプライアンス(法令順守)を徹底した い」としている。

 同社によると、05年から中国人研修生の受け入れを始め、同年は豊川工場で25人、刈谷工場で15人、06年には両工場で39人が研修し、平均で1人当たり月40時間の残業をさせていた。

 残業が多い研修生は月100時間になる例もあり、機械加工の現場などで働いた。昨年の社内調査で残業が明らかになったことから、昨年の研修生39人には残業をさせていないという。同社は今年から中国人研修生の受け入れを中止した。

 外国人研修生受け入れに関する法務省入国管理局の指針では、研修生による所定時間外の作業を認めておらず、不正行為とみなされると3年間、研修生を受け入れられない処分がある。

 名古屋入国管理局は「個別の案件についてコメントできないが、不正行為が調査によって確認されれば行政処分の対象となる」としている。


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