2008-08-28

日仏共同映画の秘話紹介 帝塚山大 河瀬直美監督が講演

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 奈良市の帝塚山大学で27日、フランスのカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した河瀬直美監督が、「国境の壁を超えたコンテンツ制作におけるプロ デュース論~日仏共同映画制作・『殯(もがり)の森』~」と題して講演した。参加した学生ら約30人は、映画の制作秘話などに聴き入った。

 講演は、帝塚山大がアニメや映画、ゲームなど日本のコンテンツ(情報内容)産業にかかわる人材育成を目指す、「マルチプレイ型コンテンツ知財専門人材育成」事業の一環。

 河瀬監督は「殯の森」の撮影終了後、フランスの映画会社から「セミの声がうるさい」と指摘され、音声をすべて取り直したことなどを紹介。共同制作を通し「外国人の客観的な視点を取り入れることで、世界に通用する映画を作ることができた」と話した。

 起業家を目指しているという、帝塚山大3年今北勇太さん(21)は「海外の映画会社と渡り合う大変さなど、将来に役立つヒントがたくさんあった」と満足そうだった
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