2008-08-20

「加油」に「黙れ」でネット大炎上…女子テニス中国の李娜

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北京五輪のテニス女子シングルス準決勝で、ロシアのサフィナに敗れた中国の李娜(26)が試合後、観客席に向かって「Shut up(黙れ)」と英語で叫 び、中国のインターネット上で議論となっている。試合では「中国加油(ジャーヨー)」(頑張れ)の大声援が続き、審判が静かにするよう何度も注意してい た。ネット掲示板では「観客に失礼。李娜の試合を見るのはやめよう」などの激しいバッシングも。中国メディアでは、冷静に応援するよう呼び掛けている。

 劉翔に続き、インターネット上の“標的”となったのは、テニス女子でメダルが期待されていた李娜だった。

 準決勝が行われた16日、李娜が観客席に叫ぶ映像は、すぐさま大手ウェブサイトにアップされた。李娜の口の動きが分析され、「Shut up」と発覚。「李娜が『加油』に冷や水を浴びせた」と伝えるメディアも現れた。

 ネット掲示板はたちまち炎上。「応援している観客に失礼だ。李娜の試合を見るのはもうやめよう」「恥ずかしい。中国人選手はまだ資質に問題がある」と李 娜を非難する声が相次いだ。一方、「観戦マナーが悪すぎる」「テニスはサッカーと違い、静かに応援すべきだ」とマナーを問題視する意見も。

 議論の中、会場で観戦していたという人が「李娜にやじを飛ばす中国人の男がいた。応援する観客に黙れと言ったわけではないと思う」と書き込むなど、発言の真意をめぐって憶測も飛び交っている。

 テニスでは、女子ダブルスの試合でも中国ペアに大声援が送られ、審判が試合をストップさせ、静かにするよう注意している。新華社では「声援は大切だが、度が過ぎると逆効果になる。テニスや体操の試合では、静かな環境が必要。冷静に応援すべきだ」としている。

 李娜は2006年のウィンブルドン選手権女子シングルスでベスト8に進出した有力選手。メダルが期待されていたが、3位決定戦でも敗れた。

 準決勝後の記者会見で「観客がうるさくて集中できなかったのではないか。どうしたら観戦マナーを改善できると思うか」と問われた李娜は「わたしは自分のことは変えられるけど、他人を変えることはできない」とだけ答えた。
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