2008-08-27

制御系組み込みシステム技術者を養成 浜松市と静大

:::引用:::
バイクや自動車などの輸送機器や家電製品などに内蔵する制御系組み込みシステムの技術者不足が叫ばれる中、静岡 大学と浜松市は25日、今後5年間の文科省の委託事業として「制御系組み込みシステムアーキテクト養成プログラム」(アーキテクトは「高度な技術者」の 意)を浜松地域の技術者を対象に実施すると発表した。本年度に浜松市の静大情報学部内に「組み込みシステムアーキテクト研究所」を設置し、人材育成を担 う。
 大学と自治体が連携して組み込み技術者養成に乗り出すのは全国でも名古屋大、九州大などにしか例がない。今回は静大と浜松市が文科省に連携して申請し、「地域再生人材創出拠点の形成プログラム」に採択された。
 輸送機器のエンジン、燃費の制御など浜松市内で生産される製品にも制御系の組み込みシステムが多様な形で活用されている。
 講座は原則的に約半年に2泊3日の合宿を計8回実施し、講義や実習を行う。ソフトウェア工学と電気・電子・機械部門を横断的に理解して統合する技術を学ぶため、自動搬送システムや2足歩行ロボットにシステムを組み込む演習も行う。
 このプログラムを本年度は1回、以後毎年度2回ずつ繰り返して開講し、今後5年間で約110人の技術者を養成する。受講は無料(合宿の宿泊料、食事は各自負担)。浜松市内在住・通勤者で企業の組み込みシステムの分野で実務経験があることが条件。
 第1期の開講は11月で、申し込み締め切りは9月26日。問い合わせは「組み込みシステムアーキテクト研究所」設立準備室[電053(473)9353]へ。

●●コメント●●

0 件のコメント: