2008-08-27

留学生支援のNPO法人 日本の無声映画上映会

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 留学生の支援をしている特定非営利活動法人(NPO法人)「ハート・コネクションズ」(港区)は、留学生ら海外の人たちが日本の文化に触れる機会として、無声映画の上映会を九月二十七日に港区赤坂区民センターで開く。

 上映するのは一九二〇、三〇年代に製作されたアニメ「一寸法師」「のらくろ伍長」や、東海道中膝栗毛(ひざくりげ)のパロディー「弥次喜多・尊王 の巻」など六本。弁士が日本語での語りを披露するほか、映画によって英語や中国語、韓国語の字幕が付く。悲劇「己が罪作兵衛」は当時の弁士の音声付きで字 幕はないが、「芸術文化に言葉は不要。フィーリングで受け止めて」と岩田恵子理事長(67)。事前に無声映画の解説もする。

 岩田理事長は「日本の理解を深め、母国へ帰って日本文化を紹介するきっかけにもしてほしい」という。品川区の寺院で開いた昨夏に続いて二回目だが、今回は最も外国人の住民割合が高い港区で開催。会費(千円)を払う余裕のない留学生は無料招待する。

 日本人にも開放し、昨夏に発足したばかりのNPO法人を知ってもらう場にもする。岩田理事長は経営していた飲食店でアルバイトをするアジアの留学 生らから長年、生活費の工面や文化の違いに困っているとの相談を受けており「留学生の支援者を増やすことにもつなげたい」と話し、今後は年四回程度の開催 を目指す。

 上映会は午後六時半から。申し込みはハート・コネクションズ=(電)03(3472)2775=へ。  (松村裕子)


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