2008-08-23

セルフレジ:広がる 客が自分で操作、会計

:::引用:::
◇スーパー、人手不足解消/買い物客、待ち時間短縮
 買い物客が自分でレジを操作して商品の代金を支払う「セルフレジ」を導入するスーパーが増えている。店側にとっては、人手不足の解消につながるほか、客もレジを待つ時間を短縮できるメリットがあり、コンビニなど他の小売業界にも今後広がりそうだ。【小倉祥徳】
 セルフレジは、商品のバーコードを読み取る機械と自動支払機、重量計を一体化したもの。客は商品バーコードを読み取り機にかざした後、重量計の上に置かれたレジ袋に商品を移し、画面に表示された代金を現金やクレジットカードで支払う。バーコードには重さの情報も記録されているため、読み取りをしないままレジ袋に入れると決済がストップし、商品の不正持ち出しを防ぐこともできる。
 イオンは、07年度末まで82店舗に導入したが、8月20日現在149店舗まで拡大、08年度末には更に約50店に追加設置する。関西が地盤のオークワ(和歌山市)も、08年度末までに全店の約3分の1にあたる44店に導入店舗を広げ、ユニーやライフコーポレーション、東急ストアでは今年から新たに設置を始めた。
 セルフレジでは、買い物客の手助けと監視を行う従業員を4台ごとに1人置くのが一般的で、人手不足に悩む店側は余った人員を接客など別の業務に回せる。また、買う商品の数が少なかったり、急いでいる時に、レジ待ちの行列に並ぶ必要がなくなり、客の利便性も向上する。イオンは「操作は簡単で高齢者の利用も多く、セルフレジの利用率は好調」と話す。
 一方、セルフレジは4台1セットで1000万~1500万円と、通常の対面式レジより2~3倍の費用がかかるため「コストに見合った効果があるか見極めが必要」(イトーヨーカ堂)と設置に慎重な企業も多い。ただ、ローソンやエーエム・ピーエムなどのコンビニで試験導入の動きもあり、普及が進みそうだ。
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