2008-01-07

2008年の海外旅行者数は2007年並みの1735万人-JTB予測

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ジェイティービー(JTB)はこのほど、2008年の旅行市場についての見通しを発表し、この中で海外旅行者数は2007年比0.1%増の1735万人、 国内旅行は5年ぶりの増加となる0.5%増の3億1610万人、訪日外国人数は8.4%増の900万人とした。予測の前提となる2007年の推計値は、海 外旅行が2006年比1.1%減の1733万人、国内旅行が0.2%減の3億1454万人、訪日外国人が13.2%増の830万人。

 2007 年の海外旅行の低迷の原因は、若年層や地方からの出国率低下などレジャー需要の縮小傾向に、燃油サーチャージの高止まりと円安傾向が追い討ちをかけた、と 分析。その上で、今年1月から燃油サーチャージ値上げも踏まえ、2008年上半期はさらに旅行意欲が減退するとの予想だ。ただ、市場の成熟化が進んでお り、「大幅な減少も拡大もない。『無理に行く必要はない』と考える成熟した消費者を想定すると、例えば中国のように、風評などの要因が訪問者数の鈍化に結 びつく一方、北京オリンピックなどでイメージが払拭されれば、比較的容易に旅行意欲に繋がる可能性は高い」(JTB広報室)という。加えて、海外旅行者数 2000万人の達成に向けた日本旅行業協会(JATA)の取組みなどもあり、「北京オリンピック以降、秋口から海外旅行者は増加する」という。デスティ ネーションでは、バリ島などのアジアンビーチ、マカオなどを中心に、アジアの人気が引き続き堅調に推移する見込みだ。

 国内旅行は、北海 道と東京に注目が集まるという。北海道では、7月上旬の洞爺湖サミットで国内外でのメディア露出が増え、それ以降のベストシーズンに集客できる予想。また 東京は、東京ディズニーリゾートの開業25周年に関係した記念イベントや、7月8日開業の東京ディズニーランドホテル、10月1日開設の「シルク・ドゥ・ ソレイユ・シアター東京」など、注目が集まりそうだ。

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