日本語の話せる外国人を日本語教師に養成する「バイリンガル教師養成講座」が20日、浜松市中区で始まった。浜松国際交流協会(石村和清理事長)が文化庁の助成で実施する。日本語習得の苦労を踏まえ、同じ国の人に対し、的確な日本語指導ができるよう期待している。
同協会によると、受講資格には、日本語能力検定試験2級以上か同等の語学力が必要。約20人の応募者のうち、ブラジル人9、フィリピン人2の計11人が参加することになった。
初日の第1回講座は、清ルミ・常葉学園大教授(異文化コミュニケーション)が講師になり、具体的な授業の組み立てなどについてグループ討論した。
講座は全10回。国際交流基金や大学の日本語教育専門家らを講師に3月まで続く。日系ブラジル人のイシカワ・エウニセ・アケミ静岡文化芸術大准教授(移民政策)による日本文化と社会に関する講演も予定している。修了者には、協会の日本語教室で講師を務めてもらう。
受講者の高校1年アイラ・ウェンディさん(16)(中区)は「4歳から日本にいて両親の耳と目の役もした。ほかのブラジル人の役にも立ちたい」と話していた。
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