【ソウル=鈴木壮太郎】韓国銀行(中央銀行)が30日発表した2007年の国際収支(暫定値)によると、経常収支の黒字は前年比10.6%増の59億 5000万ドルだった。海外旅行の増加でサービス収支の赤字は拡大したが、好調な輸出を背景に貿易黒字が増加したことが寄与した。貿易収支は294億1000万ドルの黒字で、黒字額は5.4%増。輸出は同14.1%増加した。中国や中東、中南米など新興国や欧州向けが急増。品目別では船舶や乗用車、携帯電話などが高い伸びを示した。
輸入は15.3%増。原油価格の高騰や日本からの部品・素材の輸入が増え、2ケタ増となった。対日赤字は298億8000万ドルと過去最高を記録した。
サービス収支は205億7000万ドルの赤字で、赤字幅は16億1000万ドル増えた。ウォン高を背景に海外旅行や留学が増えたためだ。資本収支は62億3000万ドルの黒字。外国人の投資減少で直接投資、証券投資の収支はそれぞれ赤字だった。(30日 21:01)
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