TAIHENソフトウェアのSEとして日々忙しく働いているサイトーくん。最近ちょっと疲れ気味だし、転職しようと画策していることも確かだけど、SEと しての仕事は大好きだし、最近減ってはきているもののコーディングも好き。ただ、最近非常に気になっているのが、巷でいわれている「エンジニア35歳定年 説」というヤツだ。
「オレも今32歳。この話が本当ならあと3年の命ということになるけど、この話本当なのかなぁ!?」
自 分では35歳で定年になるという実感はないし、まだまだ現役エンジニアとして続けていきたいと考えているサイトーくんだが、ふと周りを見渡してみると、こ の説も一概にウソとは言い切れない感じがする。そう、同期の大半が会社を辞めてしまい、課長以上のランクの人を除けば35歳オーバーは数えるほどしかいな いのだ。
「今の会社に固執するつもりはまったくないけど、エンジニア以外の仕事なんて考えたこともないし、できるとも思えない。本当に35歳で仕事を追われることになったらどうしよう……」
普段、なんとなくしか考えていなかった定年説だが、あと3年と考えると、なんとなく不安になってくる。もちろん、出任課長のように管理職になるということも頭に浮かべているサイトーくんだが、管理職にはなりたくないというのが正直なところだ。
「だいたい、オレ、人をマネージメントするってのには向いていないと思うし、そもそも面白くなさそうだからなぁ、なんとかエンジニアを続けていくことはできないものかなぁ。近いうちに、同期で辞めた奴らに最近の状況を聞いてみよう」
不安は強まりつつも、エンジニアとして生き延びる術を模索しようとしているサイトーくんであった。
「転職適齢期」があるとしたら、上限は何歳までだと思いますか?-DODAアンケート
■ポイント
30 歳、40歳と置き換えられることもあるが、「プログラマ35歳定年説」という言葉はかなり古くから存在している。年功序列というわけではないが、ソフト開 発の世界ではプログラマがSEに昇進し、さらに上級SEへ、という制度が一般的だったため、「35歳になればプログラマはいなくなる」というのが定説の元 となっていると思われる。
ただ、ひと昔前とは異なり、現在はより専門性の高いプログラマが多く、そのためには豊富な経験も必要になるた め、「プログラマ35歳定年説」というのは現実的ではない。一方で、転職適齢期というものはあるかもしれない。実際、DODA編集部で「転職適齢期がある としたら、上限は何歳までだと思いますか?」という問いに対し、IT業界に勤務する人の実に44%もが35歳とあげているのだ。もちろん、それ以上の年齢 での転職も実際にはあるが、管理職としての転職が大半になるため、エンジニアとしてのステップアップを目指すのであれば、35歳をひとつの節目と考えても いいだろう。
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