2008-03-19

チベット:日本人観光客が空路、成都に避難

:::引用:::

 【成都(中国四川省)西岡省二】中国チベット自治区ラサで起きたチベット仏教僧らによる大規模暴動で、ラサに滞在していた日本人観光客34人が 16日夜、空路、四川省の成都に避難した。日本の外務省が15日にラサに「渡航延期」の危険情報を出したのを受け、旅行会社がラサ観光の中止を決めた。 

 一行は中国旅行を中心に取り扱う「キャラバントラベル」(東京都中央区)主催の「世界の屋根を行く天空列車 青蔵鉄道の旅」の参加者。12日に成 田を出発、西安などを経て、西寧から列車で15日夜にラサに到着したが、大規模暴動のため市内観光が認められず、ホテルで待機。16日の定期航空便で約 1300キロ離れた成都に逃れた。17日に西安に移動し、18日の便で成田に帰国するという。

 東京から参加した20歳代男性は「列車を降りた時、添乗員から『ラサ旅行ができなくなった』と言われた。ずっとホテルにいたが、外は特に騒々しい様子はなかった」と話した。また、80歳代女性は「別に怖かったという感想はない」と言葉少なだった。

 ◇「修復工事」が理由

 キャラバントラベルの内藤智行・東京支店長は「現地の旅行社から11日にデプン寺、12日にはセラ寺の観光ができなくなったと連絡があった。『修復工事』などが理由で、何かおかしいと思っていた。宿泊予定のホテルにも連絡したが、詳しい状況はつかめなかった」と話した。


●●コメント●●

0 件のコメント: