【ビエンチャン30日共同】中国、タイなど6カ国が参加する広域開発プロジェクト「メコン川流域開発計画(GMS)」の第3回首脳会議が30日、ラ オスの首都ビエンチャンで2日間の日程で開幕した。中国の温家宝首相らが出席。会議では物流網の活性化による一層の経済発展を目指す。会議筋によると、これまでに構築した幹線道路などインフラ活用が課題。採択予定の共同宣言には、民間セクターとの協力推進などが盛り込まれる見通し。
30日は中国とベトナムが国境地点の通関手続き簡略化に向けた2国間の覚書に調印した。
GMSの主要事業、インドシナの幹線道路整備では、ベトナムからラオス、タイを経てミャンマーに至る「東西回廊」がほぼ完成。中国雲南省昆明からラオスを経てバンコクにつながる「南北回廊」のラオス部分の開通式も、今回の会議で予定されている。
GMSはアジア開発銀行が主導し1992年にスタート。運輸、エネルギーなど9分野で協力を進めている。
●●コメント●●
0 件のコメント:
コメントを投稿