デジタルハリウッド大学を運営するデジタルハリウッド(東京都千代田区)は、中国などアジアとの連携を深め、留学生の 受け入れを増やすなどキャンパスの国際化を加速させる。同校は構造改革特区制度を活用し、平成16年11月に認可を受けた初の株式会社立大学。少子化が進 む厳しい学生獲得競争の中で、国際性豊かで創造性に富んだ人材を育成し、規模拡大を目指す。5年以内に定員を現在の倍の1学年500人に増やす計画だ。同大学のカリキュラムの特徴は、世界で活躍できるコミュニケーション能力を持ったコンテンツ(情報の内容)人材の育成にある。藤本真佐社長は「米ウォル ト・ディズニー社のコンテンツがアニメーション以外の裾野の広い分野でも世界中に広まっているのに比べ、日本のアニメは制作力がありながらビジネス展開に 力強さを欠く」と日本のコンテンツ産業の将来に危機感を抱く。
藤本社長は「言葉の壁が円滑なコミュニケーションを阻み、ビジネスチャンスの芽を摘んでいる」とみる。教育機関として学生の語学力を高めることが、国際競争力向上の近道とみており、1、2年生時に講義の中で徹底した英語力の強化を図っている。
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