2008-03-10

ハルモニの日本語教室が幕

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 学校に通えなかったハルモニ(おばあさん)たちが日本語の読み書きを習う広島県府中町の識字教室で8日、最後の授業があった。地域に支えられほぼ9年。学ぶ喜びを知った在日韓国・朝鮮人のお年寄り4人は学舎(まなびや)との別れを惜しんだ。

 孫且善(ソン・トスン)さん(81)はボランティア講師の広島女学院大4年の児玉曜子さん(22)に教わり、品物や値段を読むことができた。15 歳で来日し、食べていくのに精一杯で勉強の余裕はなかった。そんなハルモニに児玉さんが声をかけた。「いい先生に恵まれて幸せ。もっと習いたい」。

 教室の開設は町内の学校であった民族差別的ないじめがきっかけだった。町に暮らす在日韓国・朝鮮人は約500人。人権学習の一環として地域のボラ ンティア団体らが協力、週1回の学びの場を設けた。だが受講生は高齢化で教室に通うのも難しくなり、閉講を決めた。15日には修了式がある。


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