2008-03-22

外国人の日本株離れ鮮明・3月第2週の売り越し、過去2番目の規模

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東京証券取引所が21日発表した統計によると、3月第2週(10―14日)に外国人投資家の日本株売越額(東京・大阪・名古屋三市場)が9226億 円に増え、ブラックマンデー時の1987年10月第3週(1兆1220億円)に次ぐ過去2番目の規模になった。日銀総裁人事の混迷などを受け、外国人の 「日本売り」が記録的水準に達した形だ。

 外国人投資家は日本株の売買の6割を占める市場の主役。これまでサブプライム問題で金融市場が動揺、世界的な株安となった昨年8月第3週(7519億円)の売越額が過去2番目の大きさだったが、これを約1700億円上回った。

 先週は1ドル=100円を突破して円高が進むなど日本株に逆風が強まった。参院で日銀総裁人事が不同意となり、「政治の意思決定がうまくいっておらず、 構造改革期待が後退した」(日興シティグループ証券ストラテジストのパトリック・モア氏)などと受け止められたことも一段の外国人の日本株離れを誘った

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