2008-11-21

中国産ゴボウ、国産に偽装

:::引用:::

南相馬の加工・販売会社

 中国産のゴボウを国内産と偽って販売したとして、県は20日、南相馬市の農産物加工・販売会社「原町パッケージセンター」(島秀正社長、従業員9 人)に対し、日本農林規格(JAS)法と景品表示法に基づき、表示の是正や再発防止を指示した。県の調査に対し、島社長は「2006年9月から続けてい た」と話したという。

 県によると、同社は、少なくとも今年8月から3か月間、仕入れたゴボウに中国産のものが含まれていることを知りながら、笹掻(ささが)きにするな ど加工した上で袋詰めにし、「茨城県産」や「青森県産」とすべて国産のように産地を偽って表示。「切ごぼう」や「洗いごぼう」など五つの商品名で、本県と 宮城県のスーパー12店舗で販売した。

 販売された計3189キロの約3分の2が中国産のものだったという。

 今年7月に東北農政局へ情報提供があり、発覚した。同社は当初、偽装を否定したが、県が8月に行った立ち入り調査で、「中国産」と表示された段ボールに入ったゴボウが見つかり、「コストを落としたかった」と認めたという。

 県によると、中国産のゴボウは、国産より3~7割安いという。

 県は同社に対し、12月22日までに改善結果を報告するよう指示した。


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