2008-11-26

円高ニッポン、外国人「敬遠」 訪日客の年間目標は絶望的

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 日本政府観光局(JNTO)は25日、10月に観光やビジネス目的で日本を訪れた外国人は、前年同月比5・9%減の73万9000人(推計値)だったと発表した。3カ月連続の前年実績割れ。世界的な景気後退と円高で、外国人が日本旅行を敬遠する傾向が続いている。

 3カ月連続前年割れは、新型肺炎(SARS)が影響して4カ月連続減だった2003年4-7月以来。

 今年1-10月の累計は728万人で、観光庁が今年年間の目標としていた915万人の達成はほぼ絶望的となった。同庁は「昨年の年間実績(835万人)は確保したい」としている。

 10月実績は、主な国別では、韓国が急激な円高ウォン安から15・2%減と大幅な落ち込みで、9月に続いてマイナス幅が2けたとなった。

 米国は円高に加え、10月から実施された燃油特別付加運賃(サーチャージ)の値上げが響いて14・3%減った。中国は5・0%減。順調に伸び続けていたオーストラリアも直行便の運休・減便が相次ぎ、17カ月ぶりにマイナスへ転じて9・9%減だった。

(中日新聞)


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