JTBが21日発表した2008年4―9月期の連結決算は、経常利益が前年同期比42.1%減の108億円だった。海外旅行者の減少により旅行販売 が苦戦したほか、人件費の増加やシステム刷新による投資負担、為替変動による為替差損を18億円計上したことが響いた。09年3月期通期の経常利益は従来 予想を70億円下回る前期比42.1%減の130億円を見込む。
4―9月期の売上高は1.4%減の6827億円。燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の上昇などにより期中の日本人出国者数が8%減少し、海外旅行の売り上げが3.8%減った。国内旅行は関東や中国・四国行きなどが堅調で、訪日外国人や法人旅行の取り扱いは伸びた。
下期は燃油サーチャージの値下がりや円高など好材料はあるものの景気悪化の影響で法人需要の減少が予想され、09年3月期通期の売上高は前年同期比1.5%減の1兆3087億円を見込む。(21日 20:29)
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