2008-11-28

10月の失業率3.7%に改善、有効求人倍率は0.80倍に悪化、

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 総務省が11月28日にまとめた10月の完全失業率(季節調整値)は3.7%で前月より0.3ポイント低下し、7カ月ぶりに改善した。一方、厚生労働省 が発表した同月の有効求人倍率(季節調整値)は前月を0.04ポイント下回って0.80倍と、10カ月連続で悪化し、2004年5月以来4年5カ月ぶりの 低水準になった。

 完全失業率を性別でみると、男性は同0.2ポイント低下して3.9%となり、女性は3.5%で同0.4ポイント下がった。完全失業者数は255万人と前年同月から16万人減り、7カ月ぶりに前年を下回った。ただし世帯主の失業者数は61万人で前年同月から4万人増えた。

 完全失業者を求職理由別にみると、勤務先の倒産や人員削減で職を失った「勤め先都合」は61万人と前年同月より7万人減った。また本人や家族の事 情で失業した「自己都合」も同6万人減って97万人だった。10月の雇用者数は5542万人で前年同月から19万人増え、3カ月連続に前年を上回った。自 営業主などを含む就業者数全体は同36万人減の6388万人で、9カ月連続で前年を下回った。「製造業」「運輸業」などが減少し、「サービス業」「医療/ 福祉」が増加した。

 厚労省によると、10月の有効求人は前月比2.1%減、有効求職者は同2.0%増だった。新規求人は前年同月比18.1%減で、前月と同じく医療/福祉を除く全分野で減少した。

 有効求人倍率を地域別にみると、最も高いのは群馬県の1.51倍だが、前月から0.03ポイント下がった。前月まで群馬県に並ぶ倍率だった愛知県は0.16ポイント落ちて1.38倍になった。最も低い沖縄県は同0.01ポイント下がって0.34倍だった。

■関連情報
・総務省のWebサイト http://www.soumu.go.jp/
・厚生労働省のWebサイト http://www.mhlw.go.jp/


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