2008-11-28

踊り場のSNS ミクシィとモバゲー、対決も

:::引用:::

 ミクシィは27日、運営する SNS「mixi(ミクシィ)」の年齢制限の緩和と自由に入会可能な登録制への移行を発表した。ミクシィやモバゲータウンがけん引し急ピッチで利用者の拡 大が続いてきたSNSだが、ページビューや会員獲得ペースは鈍化しつつある。ミクシィが入会のハードルを下げたことで両者が顧客を奪い合う構図へと発展す る可能性も出てきた。

 「みんなが使っているという雰囲気になってしまい、招待状がやりとりされなくなってきた」。ミクシィの笠原健治 社長は来春から自由に入会できる登録制を導入する背景をこう説明する。18歳から30歳代前半が会員の8割を占め、会員獲得は頭打ちになりつつある。年齢 層を引き上げようにも年齢が高い層や地方在住の人からは「招待状がなくて会員になれない」との声が寄せられていたという。

  会員の紹介がなければ入会できない招待制は、会員同士のトラブルや成りすましなどのリスクを抑えるとしてミク シィの普及に貢献してきた。ただ利用者が1568万人(9月末時点)ともなった現在ではリスク管理の効果は薄れており、架空のID作成などは難しくない。 監視機能などを強化したうえで自由に入会できる登録制への切り替えは「以前から考えていた」(笠原社長)自然な流れだった。

 SNSの運営では、広告などの収入に直結する会員数の拡大がきわめて重要だ。ミクシィは入会を自由にすることで 会員を増やしつつ「企業がプロモーションに活用する機会が増える」(笠原社長)とみる。年齢制限を15-17歳に引き下げるのも「家族や友人とのコミュニ ケーションツール」としての機能を高め、利用頻度を上げる狙いもある。

 ただ、15-17歳が使うSNSといえばディー・エヌ・エーが運営する「モバゲータウン」がある。モバゲーの会 員数は9月末で1164万人。そのうち10代と20代がおよそ4割ずつ、30歳以上が2割と若年層の会員が圧倒的に多い。ミクシィは果たして会員を増やす ことができるのか。

 


大 和総研の長谷部潤シニアアナリストは「両者はもともと使われ方が違うため、並存できる」と話す。ミクシィは「リアルの世界での友人とのコミュニケーション ツールが基本」(笠原社長)で、コミュニティーは実際にオフ会を開くことが前提となっていることが多い。主な収入はサイトに掲載される広告だ。

 一方のモバゲーは、ネット上の分身であるアバターを通じてお互い匿名のままネット内でコミュニケーションが完結する傾向が強い。利益率が高いのはアバターの販売だ。

 長谷部氏はミクシィの戦略について「若年層の会員増加は確実で、犯罪などトラブルが増えるリスクを勘案しても成 長にプラス」とみる。多くの人に使われるコミュニケーションツールを目指すという「目標もはっきりしている」と言う。一方でディー・エヌ・エーは10月下 旬の決算発表時にアイテム課金型のゲームの投入や3Dのアバター投入といったモバゲーのてこ入れ策を示したが、市場関係者からは「説得力に欠ける」との声 が聞かれる。

成長の踊り場で示したSNS大手の「次の一手」は、戦略の明確さでミクシィが一歩リードといったところか。12月にはグリーが上場を控える。3社目となる上場企業の登場は、SNS大手がともに成長する段階から会員を奪い合う段階へと舞台を移すきっかけになるかもしれない。


●●コメント●●

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

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