2008-11-22

LNJ Logo MediR講座案内「在日ベトナム人のメディア活動」

:::引用:::
入管問題や難民・外国人労働者問題に関わっています、
西中誠一郎です。
11月25日に高田馬場の市民メディアセンター「MediR」
で以下の講座を開催致します。

ふるってご参加下さい。よろしくお願いします。

【転送歓迎】
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市民メディアセンター「MediR」講座
     http://medir.jp/
「多民族社会・日本を映し出すメディア活動
~エスニックメディアの過去・現在・未来~」(全5回)
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■第2回■
 「在日ベトナム人のメディア活動」(対象時期:1980年代~現在)

1975年4月ベトナム戦争終結後、インドシナ三国(ベトナム・ラオス・カンボジア)に
相次いで社会主義政権が樹立し、迫害を受ける恐れのある100数十万人の人々が海外に
脱出した。日本では78年に一時滞在のベトナム難民3名に定住許可が閣議決定されて
以来、最終的には1万人を超えるインドシナ難民が受け入れられた。それから30年が
経過した。現在、家族呼び寄せも含め約16000人が日本の各地で、三世代に渡って
暮らしている。今回は,ご自身が17歳の時に「ボートピープル」としてベトナムから
来日し、夜間高校やカトリック神学校で学んだ後、神父となった
ファム・ディン・ソンさんをお招きし、在日ベトナム人社会の現在と、世代間や
地域社会をつなぐ架け橋としてのメディア活動の可能性について考える。

日時:2008年11月25日(火) 午後7:00~9:00
場所:MediR事務局:JR高田馬場駅 早稲田口徒歩7分、
地下鉄東西線高田馬場駅7番出口徒歩3分(詳細は下記参照)
受講料:1500円(一般、単発)・1000円(MediR会員、単発)

◆講師:ファム・ディン・ソンさん(カトリック三島教会 主任司祭)
1963年ベトナム・サイゴン生まれ。1981年にベトナムを脱出。フィリピンの
難民キャンプを経て1982年に来日。1994年に司祭となる。1995年1月
阪神淡路大震災発生後、神戸市長田区のカトリック鷹取教会を拠点に、
様々な地域活動に関わる。96年在日ベトナム人1世と2世を繋ぐ
二ヶ国語雑誌「故郷の響き声」を創刊。地域コミュニティラジオ放送局
FM「わいわぃ」でも活躍。その後渡米。日本に帰国後、川崎市のカトリック
鹿島田教会で、在日ベトナム人連絡協議会を設立。現在、静岡県の
カトリック三島教会主任司祭。
主著:『涙の理由(わけ)救われた難民と船長の再会物語』(女子パウロ会2005年)

◆協力:青池憲司さん(記録映画「阪神大震災 野田北部・鷹取の人々」監督。多文化
学校主宰)主な作品:『合戦』(東京都教育映画祭金賞)『ベンポスタ・子ども共和国
』(日本カトリック映画賞)『琵琶法師 山鹿良之』(毎日映画コンクール・記録文化
映画賞 /文化庁優秀映画作品賞)『阪神大震災 再生の日々を生きる』『多民族社会の
風』他にTVドキュメンタリー作品など、多数。

◇◇MediR講座のお申込・お問合せ◇◇
市民メディアセンターMediR(担当:米田)
電話:03-6382-9646 メール:course@medir.jp(講座受付)
ファックス:03-3205-2595 URL:http://medir.jp/
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-7-11 コーポ高田101
JR高田馬場駅 早稲田口徒歩7分(東西線高田馬場駅7番出口徒歩3分)
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■講座「多民族社会・日本を映し出すメディア活動」(全5回)の紹介■

2008年現在、日本には約215万人の外国籍の人々が暮らし、在日外国人の様々なメ
ディア活動が存在しています。新聞・テレビ・雑誌・映画・音楽など、歴史的背景も目
的も多種多様です。その活動は「エスニックメディア」の範疇に留まらず、多民族化が
進む日本社会を映し出すメディア活動として、今後ますます重要になってくるでしょう
。本講座では、「エスニックメディア」の現場に携わる制作者や研究者を講師に招き、
「在日外国人のメディア活動」の歴史と現在、将来像について考えます。

こんな方におススメ:エスニックメディアや在日外国人の歴史、入管制度や外国人政策
の課題などに関心のある方。◆コーディネーター◆西中誠一郎:ジャーナリスト、大阪
経済法科大学アジア太平洋研究センター(CAPP)客員研究員。入管問題や、難民・長期
非正規滞在者・外国人労働者問題、雇用・労働・教育問題などを中心に雑誌取材や映像
制作に関わっている。

◇◇今後の講座内容のご案内◇◇
(詳細はMediRウェブサイトhttp://medir.jp/にて)

■第3回■ 08年12月17日
「在日ブラジル人のメディア活動」(1990年入管法改定~現在)
   :在日ブラジル人コミュニティのメディア活動の変遷と課題。
◇講師:アンジェロ・イシさん(武蔵大学社会学部教員)
メディア論、移民研究。67年サンパウロ市生まれ。在日ブラジル人向けポルトガル語新
聞編集長を経て、武蔵大学社会学部教員。著書『エスニックメディアの役割』他。

■第4回■(09年1月)
「在日ビルマ難民のメディア活動」(1988民主化運動~現在)
   :在日ビルマ難民の多様なメディア活動や、在日ビルマ人社会と
    故郷ビルマ、在外ビルマ人社会をつなぐメディア活動。
◇講師:マウンマウンジーさん(在日ビルマ難民の映画製作者)他、新聞・テレビ・映
画などの制作に関わる在日ビルマ人。

■第5回■(09年2月)
「治安テロ対策」と「報道被害」(2004年~)
   :「アルカイダ」との関係を疑われて誤認逮捕され、「報道被害」を受けたバン
グラデッシュ人青年実業家からのメッセージ。
参考書籍:「外国人包囲網パート2」(現代人文社ブックレット)
◇講師:イスラム・モハンマド・ヒムさん(バングラディシュ人青年実業家):
  神奈川県内でカード販売会社を営んでいたが、2004年に逮捕され、「アルカイダ」
関係者との繋がりを取り調べられる。43日間拘留されたが立件されず。警察のリーク情
報をそのまま報道したメディア機関5社を相手に損害賠償請求を起こし、いずれも勝訴
している。「治安・テロ対策」目的で、外国人を標的にした監視・管理社会のあり方に
警鐘を鳴らす講演活動などを続けている。

◇◇今までの講座内容◇◇
■第1回■「多様化する在日朝鮮人社会とメディア活動」<10月14日(火)>
:在日朝鮮人社会のメディア活動の変遷や月刊「イオ」創刊(1996年)の経緯と編集方
針。2006年に出版され大きな話題になった「日本の中の外国人学校」(月刊イオ編集部
編明石書店)の出版などについて紹介。◇講師:琴基徹さん (月刊『イオ』編集長) 
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