【北京・大塚卓也】中国有数の大富豪として知られる家電量販最大手、国美電器の創業者、黄光裕氏(39)が北京市公安当局に身柄を拘束され、相場 操縦の疑いで取り調べを受けている。24日付の中国紙、第一財経日報などによると、相場操縦の容疑は実兄の黄俊欽氏が大株主である上海株式市場上場の不動 産会社、山東金泰集団の株取引をめぐるもの。
俊欽氏は07年7月に大株主になったが、直後から株価は連日ストップ高を記録し、1カ月あまりで株価が約4倍以上に跳ね上がった。黄光裕氏は巨額の利益を手にしたとされるほか、資金占有や贈賄の疑いもある。
黄光裕氏は数年前に国美電器の経営の一線から退いたが、同社株の35%超を保有する筆頭株主。10月に発表された米経済誌フォーブスの08年版中国富豪番付では資産総額約430億元(約6450億円)で2位だった。
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