ブラジル・コロニアピニャールの日本語学校で活動している国際協力機構(JICA)のボランティア教師の要請を受け、県は18日、絵本などの児童書150冊、クレヨン20セットほか、福井市出身の漢字学者・白川静博士が唱えた白川文字学の教材などを現地へ送った。
コロニアピニャールはサンパウロ市の西175キロに位置する通称「福井村」。昭和37年に県出身の3家族が第1陣として入植し、41年には県人22世帯が入植したという。現在、県人17世帯が生活している。
今年はブラジルの日本移民100周年にあたり、県の慶祝使節団が今年6月に訪問。その際、JICAのボランティア教師から日本語の教材の提供の要請があり、県が10月に不用になった児童書やクレヨンなどの提供を呼びかけていた。
善意を寄せたのは県民30人で、このほか県教委が白川文字学のドリル60冊と今年から小学校などで使っている教材20冊を提供した。この日は福井市宝永の県国際交流会館で物資と県民11人からのメッセージが箱詰めされた。
コロニアピニャール日本語学校は昭和39年に開校し、現在39人の生徒が日本語を学んでいるという。
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