デビュー10年目を迎えた人気グループ・嵐が16日、9月にスタートした2度目のアジアツアー「Arashi Marks ARASHI AROUND ASIA 2008」のファイナル公演を中国・上海大舞台で開催した。ジャニーズとしては初めての上海公演。予期せぬトラブルもあったが、 本番では「これぞ嵐」の躍動的なステージを披露。1万1000人の現地ファンを興奮と感激の渦に巻き込んだ。
◇ ◇
「アラシ ライラ(嵐が来たぞ!)」-。初上陸の地・上海で、嵐がまさに嵐を巻き起こした。
9月に東京・国立競技場からスタートした2度目のアジアツアーが、台湾、韓国に続き、上海でファイナルを迎えた。
メンバーは、まず「記念すべき10周年にここ上海で皆さんと過ごせて本当に幸せです」と中国語であいさつ。心をグッとつかんだ。
ステージでも「感謝カンゲキ雨嵐」やデビュー曲「A・RA・SHI」を中国語で披露するなど33曲を熱唱。さらに、高さ15メートルから客席上空にまでせ り出すゴンドラや、海外初披露となる10トンの水を降らせる「ウォータースクリーン」。松本潤が無重力さながらに天井を逆さに歩く「MJウォーク」などの 演出で、雑技団の技を見慣れているはずの上海っ子の度肝を抜いた。
現地ファンによる日本語の大合唱が巻き起こるなど会場は大興奮。お国柄の違いで中国当局から会場の設営などの規制がかかるなど、事前の準備は困難を極めたが、苦労が実っての公演成功に、メンバーの目にも熱いものが込み上げていた。
松本は「待っててくれてありがとう。次のアジアツアーでまた上海に戻ってきたい。ウォーアイニーメン(愛してます)」と再演を約束。二宮和也も「待ってて下さった方たちの楽しそうな顔に、逆に力をもらえた」と感動を隠さない。
アジアツアーも無事完走。「アジアって枠組みの中で活動していることを実感できた。視野が広がった」と櫻井翔。松本も「タイや東南アジアにも行きたい。3 度4度とアジアツアーができるよう頑張る」と力強く続けた。今年が10周年。メンバーは今回の収穫を糧に、さらなる10年、その先を見据えていた。
●●コメント●●
0 件のコメント:
コメントを投稿