豊田市は、インターネット上で日本語を学ぶことができる外国人向けのサイトを作成し、11日オープンした。関係者は「気軽に日本語を学んでもらいたい」と期待する。
市が進める日本語施策の一環。「時間や場所などの制約がなく、自宅で学べるものを」という外国人の意見を受けて企画。名古屋大学の協力を得て完成した。
サイトの「はなすれんしゅう」では、外国人の実際の生活場面に基づいて市役所での外国人登録を紹介。ポルトガル語の字幕付きで日本語での会話映像 が流れる。市職員への聞き取りを通じて場所の聞き方や聞き返し方など、外国人との会話で問題になりやすい個所も再現。一連の流れを通じて日本語の学習がで きる。
会話ができても文字が書けない外国人のために、ひらがなやカタカナの書き取りを学ぶコーナーもある。
インターネットを利用している外国人は全体の8割を超えるといい、名大の担当者は「好きなときに利用でき、どこでも使える。広く利用してもらいたい」と話す。
今後、病院や駅、スーパーなど会話の場面を増やすほか、来年度以降、中国語やスペイン語、タガログ語にも対応する。サイトへは「とよた日本語学習支援システム」のトップページで「e-ラーニング」をクリックする。
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