米国発の金融危機の影響で、ベトナムの「株長者」が巨額の損失を被っている。現地紙などによると、株価下落で昨年末に比べて3兆9000億ドン(約229億円)の損失が発生した富豪もいるという。
株安で最も大きな打撃を受けたのはサイゴン・インベストメント・グループのタム会長。不動産大手KBCや工業団地開発など手掛けるITAの株式を保有し、国内メディアによる2007年「国内の富豪100人」調査でトップだった。
06年の同調査で1位だった情報通信大手FPTのビン会長も1兆2000億ドンの損失を被った。いずれも企業経営に直接影響を与えることはないとみられるが、消費や投資の増勢が鈍るとの懸念が出ている。(ハノイ=岩本陽一)(17日 14:52)●●コメント●●
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