ヴイエムウェア株式会社は11月17日、同社の国内戦略に関する説明会を開催。同社代表取締役社長の三木泰雄氏が出席し、国内での仮想化利用状況や同社のパートナー戦略などについて説明が行われた。
三木氏はまず、11月18日に開催される仮想化イベント「Virtualization Forum 2008」に触れ、「Virtualization Forumは、アジア太平洋地域6カ国で開催しているユーザー向けイベントで、日本では約3000名の方が参加登録していただいている。この参加者のみな さまにアンケートしたところ、仮想化を本番環境で利用している方が45%、テスト・評価をあわせると、66%の方が仮想化環境を導入されている」と、半数 近くの企業が本番環境で利用していると紹介。「ただし、社内の技術的な専門知識が不足しているなど、スキル不足が仮想化環境の導入の弊害になっていること も明らかになった。技術ベースをしっかり固めることが重要だと認識している」と、仮想化に関するスキル向上が重要なテーマであるとした。
企業規模別の戦略 |
そのほか、デスクトップ環境向けの製品を充実させることも発表。「仮想化環境を利用することで、デバイスに依存することなく自分のデスクトップ 上で使いたいアプリケーションを利用できるようになるのがVMware View。仮想化されたデスクトップをサーバー上に置くことで、シンクライアントとして利用することが可能。また、オフラインで使いたい場合は、クライア ントPC上に仮想マシンとして動作させることもできる。また、携帯デバイスなどに対応することも可能」と、仮想化をベースにすることで、デスクトップ分野 でも柔軟な運用が可能であると強調。また、同日発表されたWindowsアプリケーションをローカルPCに配信するVMware ThinAppなど、デスクトップ向けの仮想化製品のラインアップも充実させていくとした。
技術者育成を強化 |
最後に三木氏は、「ワールドワイドの成長率よりも国内の成長率が上回っている。エンタープライズから、SMBまで含めた幅広い市場において、仮想化導入を支援していく」と、大企業中心に導入が進んでいる仮想化を中小企業にまで広げていくとした。
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