2008-11-20

中国人実習生の給与中間搾取

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小渕元首相の甥ら即日結審

 中国人技能実習生の給与を中間搾取したとして、労働基準法違反の罪に問われた、受け入れ団体「日中経済産業協同組合」(東京都)と、同組合代表理 事小渕成康被告(41)(中之条町伊勢町)ら3人の初公判が19日、宇都宮地裁足利支部(島田尚登裁判官)であった。小渕被告らは起訴事実を認め、検察側 は「労働者の最も基本的な権利を害した犯行」などとして、3人に懲役1年、同組合に罰金50万円を求刑し、即日結審した。判決は12月12日。

 起訴状によると、3人は共謀し、2006年3月、企業2社から実習生6人の口座に振り込まれた計約536万円のうち約132万円を元顧問名義の口 座に移した。また、小渕被告は07年6月、企業10社から実習生34人の口座に振り込まれた計約1343万円のうち約1070万円を払い出し不正に利益を 得たとしている。

 小渕被告は、小渕恵三元首相の兄の小渕光平・元中之条町長の長男。小渕優子少子化相にとってはいとこにあたる。


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