2008-09-05

森ビル、超高層の「上海ヒルズ」を開業

:::引用:::

ビジョン(先見性)を持つ経営者である森稔代表取締役社長が率いる不動産開発大手の森ビルが、8月30日、同社の最新プロジェクト、「上海環球金融 中心」(SWFC、上海ワールドフィナンシャルセンター)をオープンさせた。上海市浦東新区陸家嘴金融貿易中心区に位置し、上海の摩天楼を見下ろす栓抜き のような形をしたこの超高層ビルは、地上101階、高さ492メートルで、中国一の高さを誇る。

森社長にとって、SWFCのテープカットは、自身の判断の正しさが証明される勝利の瞬間となった。森ビルがこのプロジェクトに着手したのは1994年。当時は銀行員よりも農民が多く住んでいた浦東地区に、世界一高いビルを建てるという計画だった。

だが、アジア通貨危機でプロジェクトが中断。その後も米同時多発テロやSARS(重症急性呼吸器症候群)の影響で中断を繰り返した。当初からの日本 人出資者の一部はおじけづいて資金を引き揚げた。そうした出資者の株式を買い取った結果、SWFCに対する森ビルの持ち株比率は当初の30%から80%に 上昇。そうこうするうちに、台湾・台北とアラブ首長国連邦(UAE)のドバイでSWFCを超える超高層ビルの建設が進められた。


●●コメント●●

0 件のコメント: