急激な人民元高で韓国人観光客が激減し、中国現地の韓国レストランが大打撃を受けている。
在中同胞が多数居住する上海・浦西地域では最近、韓国宮廷料理を扱う大型レストランが倒産した。レストランの主な顧客だった韓国人観光客が激減したためだ。
また同地域では、韓国人が経営する有名カルビ・チェーン店の一つが社員の給料を払えないまま廃業した。さらに韓国人の客が半数という上海・浜海ゴルフクラブでも韓国人ゴルフ客が減少し、周辺の韓国レストランの売り上げが激減している。
韓国レストランが相次いで倒産していることから、同胞らは緊張している様子だ。上海で会ったある同胞は「中小企業や貿易業者が夜逃げするのはよく 目にするが、飲食店が夜逃げすることはこれまでなかった。これはただ事ではない」と話した。飲食店だけでなく、写真館や美容院などほかのサービス業も経営 難を乗り越えることができず、店をたたむケースが増えている。
最近は元の価値が急騰している。昨年末、1元当たり128ウォンだった為替レートは約33%ウォン安が進み、25日現在169.09ウォンとなっ ている。以前100万ウォン(約9万1000円)で中国に行けたとしたら、今は133万ウォン(約12万1000円)が必要となる。
元の価値が上昇したことにより、中国を訪問する観光客が激減している。中国国家旅遊局によると、今年1-8月までに中国を訪れた韓国人観光客は289万人で、前年同期比で11%減ったという。
無理な創業と施設拡張で経営難に陥り、中国当局に廃業申告をせずに夜逃げする飲食店店主が増えているという。中国現地の大韓貿易投資振興公社(KOTRA)関係者は「夜逃げが明らかになり、中国での韓国人に対するイメージが悪くなっている」と話した。
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