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宮城県内に事業所を置く人材派遣業5社が、企業側の求めに見合った人材を派遣するための調整機関「県企業人材支援協同組合」を設立した。自動車関連産業など、大型工場の県内進出で予想される雇用の増加に際し、加盟社が協力し合って適切な人材供給を目指す。人材派遣業界が、同業者間で派遣社員を紹介、調整し合う試みは全国でも珍しい。
組合によると、参加企業は東洋ワーク、テンプスタッフ・カメイ、プレステップ(いずれも仙台市)、オガワ企画(宮城県大衡村)、インターワークス(盛岡市)。10月1日に仙台市内で開く臨時総会で役員選出などを行い、活動を本格化させる。理事長には、東洋ワークの須佐尚康社長(60)が就任する見通し。
組合は、企業側が求める派遣社員像や条件などを加盟各社に照会。5社は、登録社員らの中から適性を見極めて各社間で調整し、社員側の希望をくみ取った上で派遣する。
加盟5社の間でも、技術系に強い社員を多く抱えていたり、事務系の職員が多かったりと、それぞれに特性がある。
組合は新方式について「企業側のニーズに見合った人材を、速やかに紹介できるようになる」と説明。さらに「派遣社員にとっても、希望に沿う職に就いてもらうことでミスマッチを抑え、早期離職を減らせる」とメリットを強調する。
加盟5社に登録している派遣社員の数は約6000人で、県内の派遣社員の約1割を占めるという。組合は今後、他の同業者にも組合への参加を呼び掛け、活動を拡大していく方針。
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2008-09-29
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