日本語の指導が必要な外国人の児童・生徒が07年度は1年前より13.4%増え、91年度の調査開始以来最多の2万5411人となったことが、文部科学 省の調べでわかった。文科省は、日本語指導者への講習会や、就学前の初期指導教室(プレクラス)の調査研究といった支援策をさらに進める方針だ。
公立の小中高校、中等教育学校、特別支援学校を対象に07年9月1日現在の数を集計した。在籍する学校も計5877校と前年度より7.3%増えていた。
このうち、実際に日本語指導を受けている児童・生徒は2万1206人で、こちらも過去最多。しかし、指導が必要な子に対する割合は、83.5%と1年前より2.1ポイント減で、子どもの増加に対応が追い付かない状況が浮かび上がった。
指導が必要な児童・生徒を母語別にみると、ポルトガル語が1万206人で最多。これに中国語5051人、スペイン語3484人が続いた。
都道府県別では、愛知が最多の5030人で全体の約2割を占めた。以下、(2)静岡2631人(3)神奈川2601人(4)東京1913人(5) 三重1407人(6)大阪1316人(7)埼玉1078人(8)千葉982人(9)群馬962人(10)滋賀882人の順番だった。●●コメント●●
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