【中国】延辺、 IT産業が主産業に浮上へ

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延辺州の IT産業が急速にで規模を拡大し、延辺の主産業の一つに浮上している。

延辺のソフト業者は 2002年の 3社から 2008年までに 100社へと急激に増え、情報産業の総価値が 1.45億元から 29億元に増え、 2002年に比べて 20倍も増加している。

情報基礎産業とソフト開発人材養成の急速な進捗

延辺の情報基礎産業は、その迅速な発展が特に注目される。2002年、延辺州にはチァイナネットコム(中国網通)、チャイナモバイル(中国移動)とチャイナユニコム(中国聯通) の3つの電信業者があるだけだったが、チャイナテレコム(中国電信)、チャイナレールコム(中国鉄通)、チャイナスターコム(中国衛通) などの企業が次々と入り、電信業者の数が 6社に増え、 2008年には生産額が 12億元を突破した。 電話加入者は 56万名から 102万名に増え、携帯電話加入者が 37万名から 147万名に増え、延辺州の一人当りの電話保有数は 1.1台に達し、既に中国全地域でも先進地域として噂も高い。インターネット加入者は何年かの間に 39万名に増え、インターネットの接続速度は 2Mから 8Mに向上、さらに e-リンク(連易)、チャールズ(査爾斯) などの業者が輩出、延辺のインターネットサービス業の機関車の役目を果たしている。

延辺のソフト開発業の予備軍を育てることは、延辺州政府が力を注いでいる分野の一つだ。 2002年から延辺州情報産業局は、ソフトプロジェクトから着手して調査研究、論証、政策制定、資金と人材の受け入れなどの措置を打ち出し、ソフト産業を強力に支援している。2006年から 2008年までに成功裏にたいてい延辺ITフォーラムを 3回開催し、ソフト産業の国際化発展のために堅固な土台を作っている。 何年間かの努力を経て、延辺のソフト産業は、日増しに拡大し、 IT業種の従事者が既に 4000人余りに達する。 28の業者の 52のソフト製品が、国家による 《ソフト業者とソフト製品》 の認証を受け、 30ほどの業者がしめて 800万元ほどの国家、省及び州級の特定資金支援を受け、開発したソフト製品は医療、衛生、交通、地域社会など多くの分野にわたり、ソフト産業は毎年 30％の速度で急速に発展した。 2008年、4.5億元の増加を実現したが、これは前年同期比 36％の増加だった。

IT産業団地、続々と建設

IT 産業団地の建設が情報産業の大発展のためのプラットホームを提供してくれた。 ここ何年か、延辺州情報産業局は《北東アジア地域 IT産業交流ハブと中韓IT産業協力の足場として建設》することを目標にし、情報産業発展のためのプラットホーム構築のために力をつくして来た。

2006 年、延辺情報産業団地プロジェクトをスタートし、 2007年に延吉中韓IT産業団地プロジェクト建設を開始した。良好な発展環境は、多くの国内外の投資家たちを吸引し、延吉市《デジタル都市管理》プロジェクト、《延吉市タクシーGPS安全監視統制システム戦略基礎》プロジェクトなどの国内プロジェクトと《中韓IT下請センター》プロジェクト、フランスIMC社のコールセンタープロジェクト、韓国アスダホームページデザイナー開発プロジェクト、韓国プレス顧客管理及びホームページ管理プロジェクトなど、国際協力プロジェクトが続々と延吉に入居した。 2008年、州全体の情報産業の重点的外資誘致プロジェクト契約締結金額は 5.43億元に達した。

延辺州は今だに交通が不便な地域だが、北東アジア国境地帯に位置する地政学位置と朝鮮族の多種言語の強みを活用した IT産業が、地域経済の主産業の一つとしてますます足場を固めている状況だ。 これにより、韓国、日本との交流協力を土台として、 IT産業が延辺の主産業として大きく推進される見込みだ。
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