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中村学園大学と中村学園短期大学部(福岡市城南区)は、東京電力系ベンチャー企業のセリングビジョン(東京都港区)と連携し、中国政府が実施する中国語検定試験の受験を目標に据えた中国語の授業を開始する。今後、両者でカリキュラムや指導方法などの詳細を詰め、今年度から順次、実施する。
中国語教育に導入するのは、「小中高・中国語検定試験」(YCT)と「ビジネス中国語検定試験」(BCT)の2種類。YCTは若者向けの初級、中級レベルの試験で、BCTはビジネス現場で使える中国語能力を習得するための試験だ。従来、中国政府認定の中国語検定試験は、日本では一般向けの「漢語水平考試」(HSK)だけが実施されていたが、セリングビジョンが日本の事務局となり、2007年からYCTとBCTを実施している。
中村学園大は新入生の授業からYCTを導入し、高学年にはBCT受験を目標とするカリキュラムを作る計画。日本の大学で両試験を中国語教育に導入するのは初めて。この教育と受験を通じて、優秀な学生を中国各地の著名な大学に留学させることも可能になるという。また、セリングビジョンと連携して、中国の大学や産業界との交流も進める方針だ。
セリングビジョンは、元東電社員の岡部秀也社長が東電の社内ベンチャー制度を活用して02年に設立したIT(情報技術)教育会社。都心部を拠点に法人向けのITソフト・ハードの販売をはじめ、講演・研修事業や市場調査・コンサルティング事業を展開している。
07年には北京事務所を開設するとともに、中国政府からBCT、YCTの日本事務局を受託。中国語検定試験の日本への導入や、ビジネス向け研修とインターネットパソコン会議を組み合わせた遠隔教育の普及に力を入れている。
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2009-04-08
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