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フランスの司法当局によると、フランス南部のトゥーロン大学でこのほど、中国人の留学生数百人による、学位の買収が発覚した。警察の捜査は南西部のポワチエ、ラロシェル、ポーなどの都市や、パリの各大学にまで及んでいる。新民報が17日付で報じた。
同大学では昨年10月、大金を所持していた中国人留学生が暴行に巻き込まれ、事件の捜査段階で、中国人留学生らによる学位買収の疑惑が浮上した。
仏紙「ル・モンド」によると、わいろは学位取得の困難な学生を中心に、2004年から2005年の間に始まった。以降、2700ユーロ(約35万円)で学位買収が可能との「口コミ」が広まり、同様の手口で中国人留学生の数百人が学位を取得したと見られる。
一方、警察の調べで、同大学の関係者も2009年初頭に、中国人学生から、約60人の修士、学士取得を見返りに、約10万ユーロ(約1309万円)を受け取ったと認めた。警察は仲介業者の存在や、大学関係者の関与についても捜査中だという。
同大学の事務機関は、今年2月の調査で、同大学の企業経営学院の学生の試験合格率が、フランス人を含む、他国籍の学生が60-70%だったのに対し、中国人留学生は100%と高いものの、多くがフランス語を話せなかったと明かした。
賄賂に抗議する中国人留学生の、駐仏中国大使館や現地警察への告発は2008年からすでにあったというが、実際の捜査の開始は今年の3月下旬で、仏当局の始動の遅さも指摘されている。
統計によると、仏国に在留する中国人留学生数は近年激増しており、2000年の約2100人から、2007年には約22500人になり、モロッコ籍の学生に次ぐ多さになっていた。(編集担当:金田知子)
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