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「三通」強化 直行便も拡大
【南京(中国江蘇省)=源一秀】中国と台湾双方の窓口機関トップが26日、南京で会談し、金融分野の相互参入に向けた準備に取り組むことや、中台直行便の定期便化、犯罪捜査協力の3項目で合意文書に調印した。昨年12月に実現した「三通」(直接の通商、通航、通信)の強化につながり、中台経済の融合がさらに加速する見通しだ。
会談は、台湾側が「海峡交流基金会」の江丙坤理事長、中国側は「海峡両岸関係協会」の陳雲林会長が臨んだ。トップ会談は、10年ぶりに再開された昨年6月以降、3回目。金融の自由化論議に踏み込むなど、経済緊密化に直結した具体的な協議の段階に入った。
このうち、金融分野を巡っては、将来的な相互参入の実現に向けて、銀行、証券、保険の3業態で管理監督に関する覚書の締結を急ぐことを決めた。
中台直行便では、現在はチャーター便の運航形態を定期便にするほか、週108便を270便に拡大する。中国の発着地はハルビン、合肥、済南など6空港を追加し、27空港とする。
捜査協力は、中台間の越境犯罪が問題化していることから、共同摘発や司法の協力体制を整備する。
今は認められていない中国企業の台湾への投資についても協議し、関係部門が連絡体制を整備することを確認した。次回は今年後半、台北で開かれる。
(2009年4月27日 読売新聞)
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