2009-04-22

Ciscoが中国清華大学と研究所設立、環境配慮型のネットワーク技術を開発へ

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米Cisco Systemsは中国の現地時間2009年4月17日、同国における技術開発を支援する取り組みの一環として、環境に配慮した技術の開発研究所を中国の清華大学と共同で開設したと発表した。

 同研究所の運営には、清華大学電子工学部とCiscoのChina Green Research and Development Centerが共同であたる。高度都市化に向けたネットワーク・ベースの技術やソリューションを開発することにより、グリーンGDP(自然に対する影響を加味したGDP。具体的な算出方法などはまだ研究段階にある)向上、省エネルギー、二酸化炭素排出量削減といった中国の長期的戦略を支援する考えだ。

 またCiscoは、中国の復旦大学とともに同日、Supply Chain Institute(サプライ・チェーン協会)を設立したことも明らかにした。中国企業の幹部に対し、サプライ・チェーン管理や事業の世界展開に関する学習と開発の機会を提供する。

 Ciscoは中国における高度都市化や新たなビジネス・モデル開発などに向けた技術開発の支援に10億ドルを投じる計画を表明しており、今回発表した取り組みもその一環である。
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