2009-04-10

「ITスペシャリスト」認定 人材不足解消に弾み 宇都宮大大学院

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人材不足が指摘されている高度IT技術者を育成しようと、宇都宮大大学院工学研究科は9日、同科博士前期課程の4人の学生を「最優秀ITスペシャリスト」として認定したと発表した。

 同研究科の春日正男教授によると、国内では情報システム全体の高度設計技術者や、高度なソフトウエアを開発できる技術者の需要は年間3万5000人とされるが、情報工学系大学・大学院を卒業・修了する学生は年間1万4000人程度といい、人材が慢性的に不足している。

 そこで、同大、茨城大、埼玉大、群馬大の4大学連携大学院は平成18年3月、日本経団連の「高度情報通信人材育成(ITスペシャリスト)」に応募し、協力支援校の一つになった。宇都宮大大学院工学研究科では19年度から、人材育成のための教育プログラムを試行。4大学連携大学院では20年度から、文部科学省の「先進創生情報学教育研究プログラム」の支援を受けて実施している。

 最優秀ITスペシャリストに認定されたのは、いずれも情報システム科学専攻1年の佐藤敏徳さん、島田賢介さん、林原めぐみさん、木島和也さん。4人は、先進創生情報学教育研究プログラムで、優秀な成績を収めた。

 春日教授は「4人を認定することで、ITスペシャリストを目指す学生の励みになれば」と話している。
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