2009-04-10

外国人研修生:受け入れ側の不正行為、最多の452機関で

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法務省入国管理局は9日、外国人研修生や技能実習生を受け入れた企業・団体で、昨年1年間に時間外作業をさせるなどの「不正行為」があったと認定されたのは過去最多の452機関に上ると発表した。時間外作業のほか賃金不払いなどの労働関係法規違反が全体の6割を占め、研修生が実質的な低賃金労働者として扱われるケースが目立った。

 452機関の不正行為は延べ549件に上る。このうち研修生の所定時間外作業が169件で最も多かった。賃金不払いや最低賃金を下回った労働関係法規違反は155件、定められた人数を上回って受け入れるための名義貸しも96件あった。

 中国人の技能実習生に長時間の残業や休日労働をさせた上、法定の残業代を支払わなかったとして、和歌山県の縫製会社の経営者が労働基準法違反で逮捕、有罪判決を受けた悪質なケースもあった。
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