2009-04-08

海外でも位置情報サービスを――ドコモ、「オープンiエリア」を海外に拡大

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基地局からユーザーの現在地を割り出し、そのエリアならではのコンテンツを提供可能にするドコモの「オープンiエリア」が、世界138の国や地域に対応範囲を拡大する。位置情報ベースのサービスを提供するコンテンツプロバイダは今後、旅行や出張で海外を訪れるユーザー向けにもサービスを提供できるようになる。
2009年04月08日 07時00分 更新
photo 色づけされたすべての地域でオープンiエリアを利用できる

 NTTドコモは4月22日から、コンテンツプロバイダがユーザーの現在地に応じた情報やサービスを提供するために必要な位置情報を提供する「オープンiエリア」の対応範囲を海外に拡大すると発表した。国際ローミングでiモードを使用できる、世界138の国や地域に対応。コンテンツプロバイダは、ユーザーが滞在している国の国番号に加え、基地局から割り出した緯度・経度情報(現時点では韓国のみ対応)を得ることができ、海外でもユーザーの居場所に最適化したサービスを提供できるようになる。

photo オープンiエリア利用時の画面の遷移

 オープンiエリアは、基地局情報を利用してユーザーがいるエリアを判別する「iエリア」の仕様を、コンテンツ制作者などに向けて公開したもの。同サービスでは、ユーザーの合意の下に、ドコモが取得した位置情報をコンテンツ制作者側に提供する。これにより、一般サイトでもユーザーが活動するエリアに合わせたコンテンツの配信が可能になる。日本国内は全505(2008年4月8日時点)のエリアに分かれており、GPS非搭載モデルを含めた幅広い端末が同サービスに対応する。

 ドコモでは2008年2月に海外向けのiエリアサービスを開始し、中国、韓国、米国、欧州など66の国・地域でサービスを提供してきたが、今回の海外オープンiエリアは、それらの国を含む形で大幅に対応地域が広がっている。
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