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【ロンドン】イギリスにおいて今や35億ポンド(約6613億円)産業となっているインド・レストラン業 界は9日、ほっと一息ついたはずだ。イギリスの移民諮問委員会(MAC)の発表によると、IT分野ではインドを含め非欧州連合国の人材に対して門戸が閉ざ されるものの、熟練コックに関しては欧州連合国以外からも雇えることになるからだ。
イギリスでのインド・レストラン業界はこれまで、深刻なコック不足で青息吐息の状況だった。移民法改正のあおりを受け、インド本土からコックを雇うのが難しくなったため、多くのレストランが閉鎖に追い込まれてきたのだ。
ロンドンとグラスゴーではレストラン経営者と従業員が大々的なデモを行って窮状を公に訴えたこともあり、内務省の移民諮問委員会は「熟練コック」を人材が不足している職業の一つとしてリストに登録した。
それによりレストラン経営者は今後、インド本土からコックを雇い入れることが可能になる見込みだ。
移民諮問委員会のキース・ベスト委員長は、非欧州連合国のコックの雇用に関して法を緩める手続きが進行中であることを明言、「熟練コックが人材不足リストに登録されたことを喜ばしく思っています」と歓迎の意を表した。
「ただし、法改正によって、熟練コックを雇い入れることが逆に負担になるといった状況が生まれるのを避けるため、現在レストラン経営者を対象にヒアリン グを行っています。"コックの最低賃金を一時間8.10ポンド(約1550円)にする"という条項は、経営者にとっては厳しいかもしれません。業界のニー ズに合わせられるよう、さらなる折衝が必要となるでしょう」と委員長は、業界の再活性化を支援するため、建設的かつ慎重な検討が必要であることを強調し た。
委員長によると、イギリスのインド・レストラン業界では現在、「数千人」の熟練コックが不足しているという。
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2008-09-11
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