2009-04-08

不登校生の在宅学習に最大36単位=文科省

:::引用:::
不登校になった全日・定時制高校の生徒を支援するため、文部科学省は6日までに、卒業に必要な74単位のうち最大36単位を在宅学習で取得できるよう学校教育法の運用を改めた。事前に文科省の指定を受けた高校が対象となる。不登校のまま留年、退学に追い込まれる生徒を減らす狙いがある。
 同様の取り組みでは、政府の構造改革特区認定を受けた北九州市の私立高が2006年度から、20単位を上限に実施していた。文科省は先月末、単位数を拡大した上で全国の都道府県教委などに通知した。
 在宅学習での単位認定を実施する高校は、実施科目、科目ごとの添削・対面指導の回数を盛り込んだ実施計画を作成。教委などを通じて文科省に提出し、あらかじめ指定を受ける必要がある。
 対象生徒は、高校の用意した教材、NHK教育テレビなどを使って自宅で学習。通信制高校と同じく、担当教員による添削・対面指導、定期試験を経て単位が認められる。
 例えば国語、数学などの4単位科目では、1年間で約12回の添削、4時間程度の対面指導を受けることになる。
 不登校の高校生は07年度で約5万3000人。在宅学習が不登校の長期化、安易な単位認定につながらないよう、同省は、高校が教職員の体制を拡充させて丁寧な指導を行うことも求めている。(了)

●●コメント●●

0 件のコメント: