日産自動車は業績の悪化を受け、収益改善に向けたリストラに乗り出す。主力小型車「マーチ」の生産をタイに全面移管して原価を3割削減、円高を活用 して日本に輸入する。今後5年間の新型車開発件数も2割削減、来年度の役員報酬も大幅に減らす方針だ。日本車メーカーで主力量販車の生産を海外に全面移管 するのは初めて。1ドル=90円前後の円高と世界的な販売不振を背景に、事業構造を抜本的に転換する。
日産は現在マーチを追浜工場(神奈川県横須賀市)で全量生産して国内専用車として年4万7000台程度販売している。2010年の全面改良に合わせて国 内生産を打ち切り、日本での販売分は全量タイから輸入する。自動車業界では一部車種を海外から輸入するケースはあったが、主力量販車の全面移管は例がな い。(07:00)
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