伊藤忠商事はアパレル事業を中心とする中国の複合企業、杉杉集団(浙江省寧波市)に28%出資する。出資額は約100億円。伊藤忠が使用権を持つ高級ブ ランドのアパレル事業を中国で展開する狙い。将来は杉杉が手掛ける電子部品や資源エネルギー事業などでも連携する。伊藤忠は昨年、中国の加工食品最大手や 食料大手に相次ぎ出資・提携した。日本の消費市場が縮むなか、拡大を続ける中国の内需を取り込み、新たな成長戦略を描く。
杉杉集団は傘下に94社を持つ持ち株会社で売上高は1000億円(2008年度見込み)。中核のアパレル企業「寧波杉杉」はアパレル分野の売上高が中国 3位、ブランド市場では1位。電子部品を手掛ける「中科英華」はリチウムイオン電池の電極材で1位のほか、銅やマンガンなど資源開発も手掛け る。(09:41)
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