◇岐阜地裁で和解
岐阜市などの縫製会社で働いていた22~40歳の元技能実習生の中国人女性6人が、実習先をあっせんした大野町の第一次受入協同組合と、組合の男 性理事長(68)に未払賃金計約680万円の支払いを求めた訴訟が26日、組合側が解決金として計180万円を支払うとの内容で岐阜地裁で和解した。
6人は、雇用契約書で月給は約10万7000円とされていたのに、組合側が受け入れ企業に給料の天引きを指示し、実際には1万8000~2万2000円しか支払わなかったと主張。寮費や光熱費を引いても毎月約3万円が未払いだったと訴えていた。
組合側は「最低賃金を守るよう受け入れ企業に指導しており、受け入れ団体としてやるべきことはやってきた」と主張している。
6人の代理人は「組合側が和解金を支払うということは、何らかの責任を認めたということだ。日本全国で外国人研修・技能実習生が同じような境遇に置かれている。この和解を機に、少しでも状況が改善してほしい」と話している。【山田尚弘】
毎日新聞 2009年1月27日 地方版
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